At the biginning of Digital Camera Express
デジタルカメラエクスプレス・開設の辞

 

製作の趣旨

 世にデジタルカメラのムック・雑誌は数多く発売されていますが、そのほとんどがCD-ROMをつけていないか、あるいはつけていてもただ単に画像をほうり込んだだけというものです。中綴じ雑誌まで、その事を非難するわけでは有りませんが、これはある意味、非常に由々しき事であると思います。

 私は、「デジタル画像は、見る人の環境によって千差万別である。そのため、ユーザーが自分の環境でその画像を見て、本当に欲しいと感じるものを購入するべきである」と考えます。
 1997年春、私はその考えに基づき、エーアイムックホーム「デジタルカメラを買おう」の執筆時に、あえて本業ではないCD-ROMのオーサリングを行いました。すべてはユーザーが、各カメラ間の特性を、画像として比較できるようにするためでした。
 オーサリングにあたっては、単に画像を入れるだけでなく、サムネール画像であっても全機種の「見比べ」が可能である事。また、全機種の再圧縮しない画像を収録する事を決まりとして、HTML形式によるオーサリングを行いました。これにより、Windows、Macintosh、あるいはUNIXというプラットフォームを問わない閲覧が可能になり、購入ユーザーの一助になったと信じて疑いません。

 しかし、その後発刊されたデジタルカメラのムック・雑誌は、その多くが単に予算という一言で片づけて、ユーザーに生の画像を提供するという努力を怠っています。
 確かに雑誌にとって予算は大事かもしれません。しかし、ものには決して欠いてはいけない要素が有ります。パソコン雑誌が付録のCD-ROMにデジタルカメラの画像を収録しなくても、何の異も唱えませんが、「デジタル」である「カメラ」の雑誌が「デジタル」である「画像」を、ユーザーに直接見せるための努力を欠けば、それは「仏作って魂入れず」ということであると思います。
 私は、この事に異を唱え、この場を借りて、より多くのユーザーに、デジタルカメラの生の画像を見ていただき、自分が本当に納得できる画質のデジタルカメラを購入する事をお勧めするものであります。

 最後に、WEBの基幹となるCD-ROM収録の画像の2次利用の許可をいただきました、エーアイ出版DOS/V magazine(ソフトバンク)、モデル撮影画像の2次利用の御許可をいただきましたアクセスプロモーション、そして「ソニーのデジタルカメラをぼろくそにけなしてもいいか」という条件に、「それが真実ならばかまわない」とお応えいただき、WEBの場を提供いただいたソニー・コミュニケーション・ネットワークに、お礼をもうしあげたいと思います。

 デジタルカメラが、皆さんにとって、言葉を喋るように自然な表現の道具になる事を祈って。

1998年2月2日

文月 凉 of Union CG (Digital Camera Express)


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